スランプに陥り、極限状態になる気持ちに対して
こちらは茶化す余裕も小馬鹿にするような
悪趣味な気持ちは持ち合わせていない。
どん底から這い上がるには根性も必須だが
大切なのは本人のインテリジェンスとユーモアだ。
プロとして活躍している人物ならば、それなりのインテリジェンス
くらいは備わっている。
となるとユーモアが最後に残るわけだ。
極限状態でユーモアがどのように作用するのだろうか？
具体例として、わたくしは若い職業野球の投手には
試合前にも必ず散髪するように勧め、
健康を害したモノマネ芸人には、生きているだけで
あなたは素晴らしいとわたくしは前置きし
「命あっての〇〇〇〇」と結んだ。
どちらも下らん、駄洒落で〆ているからこれ以上は
いうのを控える。両者とも喜んで帰って行ったが
その後、胆心なわたくしのインテリジェンスやユーモアは実のところ
彼らには伝わらなかったと確信した。
前者は何を思ったか髪を伸ばし続け、
後者は太り続けているからだ。
はなから何も大げさに備える必要はなかったのかも
知れない。
彼らは新しい験を見つけたいだけで、
見つけたい験をやみくもに担ぎ続けたいと思って来店
しただけだろうから。
俺たちはロンドン塔に
住んでいるカラスさ
俺たちがいなくなったら
英国は崩壊するんだぜ。
そういえば以前、東京はカラス対策
をしたよね？
Rav.Hiroaki Ohori
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